慢性便秘症のお薬「アミティーザ”」の話

2017年07月27日
30年ぶりに発売された慢性便秘症の治療薬「アミティーザ」。

慢性的に続く便秘を、どう解消していますか?

市販薬を使っている人が大半かと思いますが、実は、お医者さんで診てもらうのが改善への一番の近道です。
病院での治療はまず、食生活や日常生活、排便習慣を改善指導。それでも便秘が続くようなら、薬物治療へと進みます。

慢性便秘症によく処方されるのが、この「アミティーザカプセル24μg」で、クロライドチャネルアクチベーターと呼ばれる新しい作用をもったお薬です。

このアミティーザの効果や副作用をご紹介します。

アミティーザは、他の下剤と全く違う作用のお薬

アミティーザは、世界では10年前から使用されており、日本では4年前から治療薬として処方されている実績があります。

このアミティーザは、小腸に作用して腸からの水分分泌量を増やすことで便を軟らかくして、腸の中での便の移動をスムーズにし、自然な排便を促します。また、アミティーザは、クロライドチャネルを活性化させて腸管粘膜上皮を修復する作用があり、これも便通を改善すると考えられています。

昔から使われてきた下剤に、酸化マグネシウム(便を軟らかくする)やセンノシド(大腸刺激性の下剤)がありますが、アミティーザはこれらとはまったく異なる効果を発揮します。刺激性ではないため、アミティーザへは腸にもやさしいお薬と言えます。

アミティーザの服用は、1回1カプセルを朝食後と夕食後が基本ですが、アミティーザの服用方法や用量は、お医者さんまたは薬剤師さんの指示に従います。

アミティーザの副作用って?

アミティーザの服用時には、たまに、吐き気や下痢といった副作用が出る人がもいます。
アミティーザは下剤なので、下痢の症状がでた場合は飲む用量を調節しますし、吐き気が見られたらアミティーザを飲むのを中止することもあります。いずれにしても、副作用が出た場合は、早めに主治医や薬剤師さんに相談しましょう。

また、お薬の中には、他のお薬と一緒に飲めないものもありますが、アミティーザは、他のお薬と併用して飲んでも問題ありません。ですから、複数のお薬を飲むことの多い高齢者でも、アミティーザなら安心して飲むことが出来ます。

アミティーザは自発的なお通じを促すため排便時の負担も少なく、腹痛などを起こしにくいことが優れた点の一つです。
病院の治療では、第一選択としても使用されるアミティーザ。アミティーザを処方された際は、用法・用量を守って飲んでください。